港区立高輪いきいきプラザ

2026.04.29

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大腸がん手術後の腸閉塞防止タブレット

「大腸癌の手術後に発生しやすい腸閉塞(イレウス)の予防を目的として、味覚を刺激することで手術後の腸管運動を促進できる可能性を明らかにした」と発表したのは、大阪大学医学系研究科消化器外科学の研究グループです。「手術後の腸閉塞に対して、明確な根拠にもとづく予防法は確立されていないことから、患者への負担が少なく、日常的に取り入れやすい消化管の動きを改善する方法を検討した」と述べています。具体的には、「手術翌日からでも摂取可能な味覚を刺激するタブレットを摂取することで、手術後の腸閉塞の発生割合が低下し、入院期間も短縮できる」と言います。加えて、「大腸の手術を受けた患者だけでなく、食欲の低下など消化管の動きが低下しているさまざまな方への活用により、食べられないことから始まるフレイルへの進行予防にも期待できる」と述べています。当プレスリリースによると、これまでは手術後の腸閉塞の予防策として、「早期に体を動かすこと、お腹を温めること、坐薬などによる腸への刺激、腸の動きを促進する薬の投与などが行われてきた」そうです。ただ、それは明確な根拠(エビデンス)があるわけではなかったとか。本研究では、腹腔鏡下大腸切除を受けた患者100例を対象に、産学共同で開発した、口の中ですぐ溶ける形状の、患者自身の好みの味のタブレットを手術翌日から摂取してもらい、その結果、タブレットを確実に摂取できた患者は、手術後の腸閉塞(イレウス)の発生割合が低下し、食事を始められる日や手術後の入院日数も有意に短くなることが分かったそうです。つまり、簡単で効果的に腸の動きを促進する方法として、味覚を刺激するタブレットの摂取が有用であることを示したわけです。本研究グループは、「今後は、手術後だけでなく、様々な原因で消化管の動きが低下した方での腸の動きの促進や食欲の改善への効果も期待されます」と結んでいます。

\手術後の腸を元気にする/味覚を刺激して手術後の腸の動きを改善~手術後の腸閉塞を防ぎ、早期回復に貢献~ | 大阪大学医学系研究科・医学部

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

 

 

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