港区立高輪いきいきプラザ

2024.03.01

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鼻副鼻腔乳頭腫って何?

 鼻の中にできる良性の腫瘍「鼻副鼻腔乳頭腫」ですが、がん化するタイプもあるそうです。東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室の由井亮輔助教の記事が時事メディカルに掲載されていましたので、引用させていただきました。由井先生によると、鼻腔や副鼻腔にはさまざまな良性腫瘍ができるとか。その一つが鼻副鼻腔乳頭腫。発生の原因は、ヒトパピローマウイルス感染との関連などが報告されているそうですが、明らかではないようです。少し専門的な話になりますが、腫瘍組織の構造などから内反性タイプ、外反性タイプ、オンコサイト型の3タイプがあり、このうち内反性タイプは再発やがん化が起こりやすいとか。因みに、その発症率は「年間10万人に0.2人~1.5人で、中年以降の人に発症しやすく、発症率は男性が女性より2~5倍高い」(同記事より引用)と言われています。問題なのは、鼻腔内視鏡検査などが行われますが、別の病気である鼻腔ポリープとの鑑別が難しいとか。加えて、病理検査には1週間程度の時間がかかるそうです。そこで同助教らの研究グループは、「迅速で精度の高い診断につなげるため、人工知能(AI)を使った高精度の診断モデルを開発し、実用化に向けてさらなる研究を進めている」そうです。医療現場で活躍するAI診断。より速く、より的確な診断が可能になればいいですね。

 がん化するタイプも~鼻副鼻腔乳頭腫(東京慈恵会医科大学 由井亮輔助教)~|医療ニュース トピックス|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト (jiji.com)

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