2024.03.01

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日本人とがんゲノム

「がんゲノム情報管理センターに蓄積された様々ながん種由来の約5万例のがん遺伝子パネル検査データを解析し、日本人におけるがんゲノム異常の全体像を解明した」と発表したのは国立研究開発法人国立がん研究センター。本研究では、治療薬の標的となる、または、治療薬の効果予測できるゲノム異常がある症例の割合を評価し、日本におけるがん種ごとのがん遺伝子パネル検査の臨床的有用性を明らかにしたというのです。加えて、米国で蓄積されたがん遺伝子パネル検査データと比較することで、多数のがん種においてTP53遺伝子変異頻度が高いなどの日本人のがんゲノム異常の特徴が判明したとのことです。因みに、症例を臓器別にみると、腸(大腸がん)・膵臓(膵臓がん)・胆道(胆道がん)などが多く含まれていたとか。従来の欧米中心のデータベースと比較して、日本人に多くみられる胆道がん、胃がんや子宮頸がんの症例が多いことが特徴です。今回の研究成果は、人種間の違いを踏まえ、日本人のがんの特徴に着目した診断・治療戦略を確立し、治療開発の基盤を構築することの重要性を示唆していると述べています。

 

日本人のがんゲノム異常の全体像を解明 ―約5万例のがん遺伝子パネル検査データを解析―|国立がん研究センター (ncc.go.jp)

 

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