2026.10.30
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魚にDHAが多いのはなぜ?
「多価不飽和脂肪酸であるドコサヘキサエン酸(DHA)は、我々ヒトに必要不可欠な栄養素であり、脳や神経細胞の発達や機能維持に重要な役割を果たします。一方、ヒトは DHA を体内で十分に合成できないため、DHAを含む食物を摂取する必要があります」と述べるのは、甲南大学理工学部生物学科、同大学大学院自然科学研究科、大阪府立環境農林水産総合研究所、水産研究・教育機構、北海道大学、産業技術総合研究所、理化学研究所の研究グループです。本研究では「魚にDHAが多いのはなぜ?」との疑問から、「食物連鎖の未解明ルートを発見した」と述べています。実は、「魚類はDHAを自身では生合成できない」そうです。そこで、謎であった供給源を調べるために、三陸沖海域での年間を通したモニタリングを行い、環境 DNA から推定された原生生物ラビリンチュラ綱のアプラノキトリウム類の現存量や、魚類の主要な餌である動物プランクトンのカイアシ類の食性などから、DHAの上位捕食者への供給において、アプラノキトリウム類 の影響力が最も大きいことを明らかにしたと述べています。今回の研究成果は下記の通りです。① 魚類はDHAを自身では生合成できず、謎であった供給源の解明に大きな前進 ➁原生生物ラビリンチュラ類の環境DNA調査などから、生態系の上位捕食者へのDHA供給者として、この生物群が最大の影響力をもつことが判明 ➂漁獲量の予測や保全、高効率な養殖への応用にも期待できる。以上です。
SM

