2024.02.02
- 活動報告
【中村橋包括】【ケアカフェつつじ】「つつじ音読会」を開催しました!

昨年12月に開催しました「つつじ音読会」第25回。
大事に温めすぎてしまったレポートをお届けいたします。
今回は、作品を読む前に
「付け足し言葉」でお口の体操をしました。
驚き桃の木 山椒(さんしょ)の木
あたりき車力(しゃりき)よ 車曳(くるまひ)き
蟻(あり)が鯛(たい)なら 芋虫(いもむし)や 鯨(くじら)
嘘(うそ)を築地(つきじ)の 御門跡(ごもんぜき)
恐(おそ)れ入谷(いりや)の 鬼子母神(きしぼじん)
おっと合点(がってん) 承知(しょうち)の助(すけ)
・・・・・・
きっと皆さんよくご存知ですよね。
(我が家では祖母がよく口にしていました)
これがけっこういい準備運動になるのです♪
続いてはオープニングトークの時間。
本日のお題は「一番うれしかったこと」。
参加者の皆さん17人
それぞれの日常の
何げない小さな「うれしいこと」がいっぱい。
ステキなエピソードのおすそ分けに
場がほんわかと温まります。
皆さんも感じていらっしゃると思うのですが
回を重ねるごとに
短い時間でお題に沿ったお話をすることに
慣れてくださいましたね。
(本当はもっともっと伺いたいのですが……。)
さて、本編です。
①冬のうた

いつものように
お好きな作品を一つ選んで
お一人ずつ披露していただきました。
俵万智さんが一番の人気でしたよ!
続いては皆さんからのリクエストが多いこの方の作品です。
②「十二月のうた」 茨木 のり子
包み込むように優しい詩です。
前回好評だったので
お互いの顔が見えるように丸くなり
2つのグループに分かれて
かけ合いで読んでみました。
③「初恋」 島崎 藤村
巧みな構成、リズミカルな文語定型詩。
情景を思い浮かべながら味わいました。
ご自身の淡い思い出も胸に温めつつ……。
そして最後は
みんな大好き、
みすゞさんのこの詩で締めくくりました。
④「夢売り」 金子 みすゞ
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皆さんからいただいた感想の中からご紹介いたします。
・とてもいいうたばかりで、暖かい気分になりました。
・学生時代を思い出しました。
・声を出すチャンスも減ってしまうので、うれしいです。
・島崎藤村の「初恋」のうた、若い頃大好きでよく口ずさみました。
なつかしく、ありがとうございます。
・金子みすゞさんの詩がすばらしかったです。
・年末にふさわしいい詩、とても良い時間を過ごさせていただきました。
音読会はぜひ続けてほしいです。
・テーマを決めて皆さんから一言発表するのもよいですね。
皆さんの人柄が出ています。
・皆さんの心が開いて、語れる空気が育っていました。
お休みがあるとのことで残念です。
・参加者の思い出話もそれぞれによかったです。
・今回が私にとって一番心に残る会になりました。![]()
2021年の夏に初めの一歩を踏み出し
皆さんに育てていただいた「つつじ音読会」。
施設の改修工事に伴いケアカフェがお休みに入るため、
残念ながらここで一区切りすることになりました。
1月19日に実施しました第26回につきましても
追ってレポートいたします。
街かどケアカフェつつじ
松森

