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2026.06.10

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寒天由来アガロオリゴ糖、腸内環境改善への新たな可能性

藤田医科大学医学部 消化器内科学講座および医科プレ・プロバイオティクス講座の研究グループは、「寒天由来のアガロオリゴ糖(寒天オリゴ糖AOS)が日本人成人の腸内細菌叢に及ぼす影響を検討した探索的パイロット試験を実施した」と発表しました。本研究では、健常日本人成人18名を対象に、寒天オリゴ糖(AOS)を1200 mg4週間摂取してもらい、摂取前後の便サンプルを用いて腸内細菌叢やAOS利用に関わる遺伝子を解析したと述べています。その結果、便通状態や腸内細菌叢全体の構造に大きな変化は認められなかった一方で、炎症性腸疾患との関連が報告されるヒト腸内に存在する細菌群の一つ(Ruminococcus gnavus group)の相対量低下傾向、寒天由来糖質の利用に関わる可能性があるヒト腸内に存在するBacteroides属細菌の一種(Bacteroides uniformis)の相対量増加傾向、ならびに寒天オリゴ糖AOS由来成分の代謝に関与するACI遺伝子量の増加が確認されたとも述べています。本成果は、寒天オリゴAOSが腸内細菌叢を広く一律に増やすのではなく、特定の菌種や機能に働きかける選択的プレバイオティクス(腸内細菌など宿主に有用な微生物に選択的に利用され、健康維持に役立つ食品成分)として利用できる可能性を示しました。本研究グループは、「AOSは寒天由来糖質を利用できる限られた菌群や代謝経路に働きかける可能性があり、腸内細菌叢を機能面から制御する新しい食品素材としての応用が期待される」と結んでいます。

https://www.fujita-hu.ac.jp/news/vsfo8q000001m7nd.html

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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