2026.04.22
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「飲み込み型医療機器」の通信性能が大幅UP
大阪公立大学大学院情報学研究科の研究グループは、「飲み込み型医療機器からの生体通信で、利用がこれまで難しいとされていた超広帯域通信の実現可能性を大幅に高める技術の開発に成功した」と発表しました。この飲み込み型医療デバイスですが、現在、カプセル内視鏡、飲み込み型温度計、ディジタル錠剤などがあるようです。近年、低侵襲で患者の負担が少ない医療技術として大きな注目を集めていると言われています。本研究グループは、「これらのデバイスの普及・高度化には、体内から体外へ安定かつ高品質に情報を伝送する無線通信技術の確立が不可欠ですが、スマートフォンの5GやWi-Fiで利用されているGHz帯の電波は、人体組織による電波吸収が大きく、生体内通信への応用には多くの技術的課題が存在していた」と説明しています。加えて、「生体内の医療デバイスでは強い電波を利用することは安全性の問題があり、送信するエネルギーを増やさずに、いかに生体通信の品質を改善できるかが重要なポイントになる」とも述べています。このような背景から、生体通信に適した新しい通信技術の開発が強く求められていたという事です。本研究では、「低侵襲な飲み込み型医療デバイスの普及を阻んでいた、生体内無線通信の課題を克服し」、さらに、「強い電波を利用せず、超広帯域(UWB)通信と分散ビームフォーミングにより、送信するエネルギーを増やさず安全性を保ったまま通信品質を大幅向上した」といいます。本研究グループは、「本成果により、飲み込み型医療デバイスから手軽かつ高品質な無線通信が実現可能となり、今後、実用化・普及の加速や、より高度な医療・ヘルスケア応用への展開が期待されます」と結んでいます。
飲み込み型医療機器の通信性能を大幅向上 ~生体内通信を支える新技術を開発~|大阪公立大学
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

