港区立高輪いきいきプラザ

2026.04.22

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カラスはなぜ真っ黒なのか?

皆さんは「カラスはなぜ、あれほど黒いのか」考えたことはありますか?この素朴な疑問に対し、「分子レベルから迫る新たな発見があった」と発表したのは、岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(理)の研究グループです。本研究では、羽の色を決める受容体「MC1R」に着目。その機能解析から、黒さを生み出すスイッチであるMC1Rが、カラスでは切れることなく入り続けている可能性を明らかにした、と述べています。つまり、カラスの黒い羽は、このMC1R がホルモンなしでも高活性を保ち、黒色素を作り続けることで生じる可能性があると述べています。また、黒色の野生鳥類で初めて、MC1R の恒常的な活性化を細胞実験で実証し、複数のアミノ酸変化の関与を示したとも述べています。実は、鳥の羽や動物の体色は、主に黒色系のユーメラニンと赤褐色系のフェオメラニンのバランスで決まるそうです。このバランスを調整するのがMC1R。いわば色の切り替えスイッチだとか。当プレスリリースによると、「ハシブトガラスのMC1Rを培養細胞で詳細に解析した結果、ホルモンがなくても高い活性を保ち、ホルモン刺激への応答が弱いことが判明。つまりカラスでは、このスイッチ自体が常にオンの状態にあり、ユーメラニンが作られ続けていると考えられる」というのです。本研究グループは、「野生の黒い鳥でこの仕組みを実験的に示した初めての成果です。カラスの黒さの謎に新たな答えを与えるとともに、生き物の色の収斂進化に関する重要な発見といえます」と結んでいます。

https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1536.html

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

 

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