2026.09.16
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脳腫瘍を抑える神経回路の発見
「抑制性神経回路が腫瘍細胞のカルシウムシグナルを低下させ、脳腫瘍の進行を抑制する仕組みを解明した」と発表したのは、名古屋市立大学大学院医学研究科 脳神経科学研究所 腫瘍・神経生物学分野らの共同研究グループです。これまで、脳の神経活動は脳腫瘍の増殖を促す方向に働くと考えられてきましたが、マウス脳腫瘍モデルでは、抑制性神経活動を高めることで腫瘍細胞の増殖が低下し、腫瘍を持つマウスの生存期間が延長されたと述べています。すなわち、「本研究は、脳の神経活動が脳腫瘍の増殖を一方的に促すのではなく、神経回路の種類によっては腫瘍を抑える方向にも働くことを示しました。これは、神経とがんの関係を『アクセル』だけで捉えてきた従来の考え方に、『ブレーキ』という新たな視点を加える成果です」と述べています。本研究グループは、「今回の研究は主に動物モデルとヒト由来腫瘍モデルによる基礎研究であり、直ちに患者さんの治療に応用できるものではありません。今後は、患者ごとの腫瘍で抑制性神経入力の強さや反応性がどのように異なるかを明らかにし、治療への応用可能性と安全性を慎重に検証していきます」と結んでいます。
脳腫瘍を抑える神経回路の発見 抑制性神経回路が腫瘍細胞のカルシウムシグナルを低下させ、脳腫瘍の進行を抑制する仕組みを解明 (PDF ファイル 0.92MB)
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM
