高輪地区高齢者相談センター(地域包括支援センター 白金の森)

2024.06.29

  • 活動報告

【白金包括】令和6年度市区町村職員等高齢者権利擁護研修

~写真は通称『オレンジ本』虐待対応の手引き、本日の一資料です~

今回参加させていただいた『養護者虐待』というテーマはとても

身近なテーマでした。私自身、この1年で遺伝的要因で急な失明をした

父のケア中です。父は高齢マラソンに出場する程の運動好きでした。

その父が手術の甲斐となり住宅改修や理学療法で対策したものの

時々トイレにどうしても間に合わない状況が出てきた年末から、

自らトレーニングパンツを常用すると言い出しました。『この方が僕も安心』

『山登りの時も使ってる人が最近はいるしね』とユーモアでケアマネさん

デイのご担当者様に笑顔で話す父ですが、実はこのケースも養護者虐待となる

可能性も!例えば父は嫌々、私が日中の母やケアの方々の負担を考え嫌がる

父にパンツを利用してもらえるよう強要していたら、、、養護者の虐待として

ケアマネさんは対策を検討される流れとなったわけです。今回の研修で

一保健師としてだけでなく、一養護者としても自らを振り返りました。

今や国では、養護者がそうしてしまった原因を探り、養護者を罰するので

はなく、養護もサポートするという方針を全面に打ち出しています。

皆様も一度、養護者=ケアラーとしての日々を振り返ってみませんか。

★『その人らしさ』を大切にしたケアをめざして★

https://www.fukushizaidan.jp/wp-content/docs/105kenriyougo/oyakudachi/shousasshi.pdf

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む