2024.07.29
- 活動報告
横浜市戸塚区医師会在宅医療相談室からの依頼で、ヤングケアラー支援研修の講師として講演いたしました。(HOUYUKAIしあわせネットワーク)
【地域包括ケア事業本部】
7月25日(木)、横浜市戸塚区医師会在宅医療相談室からの依頼で、ヤングケアラー支援研修の講師として講演いたしました。
- 日 時:令和6年7月25日(木) 15:00~16:30
- 場 所:横浜市戸塚区医師会館3階
- テーマ:ヤングケアラー支援研修~家族のケアを担っているこどもに気付くために、私たちができること~
- 講 師:社会福祉法人奉優会 常務理事 川口有美子(ケアマネジャー)、池田友紀(主任ケアマネジャー)
- 参 加:ケアマネジャー16名、看護師6名、多職種1名、戸塚区福祉保健センター1名、合計26名
- 内 容:ヤングケアラーについて(概要)、ヤングケアラーの実態・課題、事例紹介(4事例)、質問票について、グループワーク
表面化しにくく、当事者に自覚がないため、気付きにくいとされるヤングケアラー。
ケアマネジャーや訪問看護、訪問介護など、実際に自宅に訪問して行われるサービスや、居宅との接点があるデイサービスなどの職員が、ヤングケアラーを正しく理解し、一人ひとりが心に留めておくことで、支援の輪が拡がります。自分自身も、家事の手伝いやデイサービスの送迎をしてくれていた子どもに「いつも偉いね!ありがとう!」と声をかけていたけれど、視点が少し変わるだけで、「この子たちの中にも、ヤングケアラーがいるかもしれない」と、少し注意を払えるようになりました。注意が払えるようになると、子どものちょっとした変化に気付くこともできますし、必要な時にはすぐに手を差し伸べてあげることができます。
グループワークでは、全てのグループが活発に意見交換をしていました。紹介した4事例を照らし合わせ、皆さんそれぞれがこれまでに関わったケースを振り返ってみると、「あのケースって、もしかしたらそうだったのかも?」と感じた事例がいくつかあったようです。『ヤングケアラー=悪いこと』ではなく、子どもの気持ちを尊重しながら慎重に支援を行う必要があります。
奉優会では、少しでも支援の輪が拡がるよう、今後も活動を継続していきます。
(営業推進室 池田)