中野区南中野地域包括支援センター

MINAMINAKANO

2024.01.26

  • 活動報告

【南中野包括】家族介護教室でお話させていただきました

やよいの園で開催している「家族介護教室」。

「認知症」をテーマに年4回開催されております。

4回目の今回は、南中野地域包括支援センターで講師のご依頼をいただきました。

やよいの園の管理者の松岡さんより開催のご挨拶です。

まず、保健師から認知症の種類や症状について説明しました。

参加者の中には、10年前に認知症を発症されて長らくお世話をされている方がおり、生のお話をたくさん聞くことができました。

「まさか、うちの主人が・・」

おかしいな、と思っても受診をするまでには時間を要したそうです。

「今なら思います、皆さん本当に受診は早くしてください」と仰っていました。

奥様のことを分からなくなり「どうもお世話になります」と他人のように言われたり、涙が出てしまうことも時々あるそうですが、

「お母さん」「お母さん」と奥様を呼び、目の前を歩きまわり、奥様の寝顔をのぞき込み、いると安心される、というお話を伺い

短期記憶が保てなくなっても、直近の記憶がなくなってしまっても、奥様への感謝の思いはしっかりと持っていらっしゃるんだなと感じました。

お話の後には「もの忘れプログラム」でチェックをしてみました。

皆さん最初は「ちょっと怖いわ」と躊躇していましたが、結果をみて安心されていました。

介護の体験から学ばせてもらったり、お話をしたり聞きあうことで癒されたり、そこに専門職もいて助言が得られたり、今後の相談に繋がりやすくなったり・・・

介護者の会はそうしたことが大事なのだと思います。

今日はよい時間をご一緒することができました。

終わってから来年度の弥生の園の事業との協働について打合せをしました。

来年度も地域の皆様のニーズに対応していけるよう、連携していきたいと思います。

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