2025.08.02
- 地域包括支援センター
【南中野包括】南部圏域 ケアマネジャー事例検討会
先日、南部のケアマネジャーの皆さんとの「事例検討会」が開催されました。
テーマは、どんな職種でも遭遇することのある「カスタマーハラスメント」でした。
「法テラス」より講師を招いて、事例をもとに皆で一緒に考えました。
講師の先生は、法テラス東京法律事務所の常勤弁護士の方でした。
ケアマネジャーの皆さんは、クライアントの抱える生活の困難さや、体調や健康管理の難しさから、クライアントに向きあう事に一生懸命ですが
私たちの支援できる範囲は制度の枠組みも意識しなければなりません。
生活や人生に関する支援ニーズは本当に幅広いので、支援者は1人で考えず、チームで考えて対応していけたらと思います。
そこは、”地域の力”が大きいのだと思います。
支援者間の日頃からの連携を大切にしていきたいと、改めて思いました。
利用者や家族が困っていると、制度の枠組みを超えていたとしても、手を貸したくなります。
介護保険の制度は、わかりにくく、ケアマネジャの仕事も「いったい何をお願いできるの?」と窓口でも良く質問を受けます。
利用者も困っているので、要望には応えたいものの、私達は介護保険法というひとつの制度の中で展開していることもあり、支援者一人でできることには限界もあります。
そうした支援ニーズの中でも、法律に関する相談は「法テラス」でも相談に乗ってもらえます。支援者向けの相談窓口もあります。
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カスタマーハラスメントは東京都でも今年4月から条例がスタートしていますが、そこにあたるような事象には毅然とした対応が必要です。
しかしその訴えや要望の裏には何があるのか、どういう思いや背景があるのか、福祉医療職としての目線から考えていくことが必要で、
そしてチームであったり相談機関や支援機関の力を借りたりと、皆で考え対応していく協力体制が必要なのだと改めて思いました。