2025.07.17
- 活動報告
【南中野包括】スピリチュアルペイン・スピリチュアルケア② ~少し楽になるかもしれないご提案~
前回の玉置先生の講座の続きです。
セルフスピリチュアルケアの提案を教えて頂きました。
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① 思考の鎖を断ち切る
夜、考え事をしていて、不安の連鎖に陥り、寝れなくなる経験ありませんか?
そんな時には、身体を動かすのが良いそうです。
例)寝れない → 1回起きる → 立つ → 電子レンジで温めたミルクを飲む
どんどん動きを重ねることがポイント。
1流のアスリートの方々も同じ動作を行い、ルーティーンとして雑念を払い自分の安定したゾーンに戻すそうです。
分かりやすいのは、ラグビー選手の五郎丸選手のボールを蹴る前の独特なポーズが印象的でしょうかね。
私たちも、自分が冷静になれるルーティン、3か月あれば脳が覚えるそうです。
それには、匂い、味覚、聴覚などの五感をくっつけるとさらに効果的だそうです。
ちなみに先生は、お線香の香りと、おりんの音がそれにあたるそうです。
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② 言葉をメンテナンスする
自分が使う言葉が現実を作っていく。
1日の終わりに「今日もつまらない1日だった」と感じるか「今日も精一杯にやった1日だった」と感じるか?
みなさんもどちらが良いかはすぐ分かりますよね。
最初は気持ち伴わなくてOKで、だんだん心が寄っていくそうです。
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③ この世は、諸行無常と知る
この世は形が変わらないモノはない、どうやったって、こうなっていくものなのだ。
自分が楽になる為に使ってくださいねと仰っていました。
くれぐれも、新婚さんなど幸せの頂点ににいるような方には、使わないようにと・・・(笑)
あきらめる → 目の前に起きていることを明らかに見る
とういう事で、ネガティブな言葉ではないそうです。
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④ 執着を捨てる
こうするべき、という「べき論」を捨てる。
こだわりを捨てると楽になる。
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⑤ 自利を満たす
仏教の教えに、「自利を持って利他を為す」という教えがあるそうです。
自利とは、自分自身の利益のこと。
利他とは、介護、看病、家事、子育てにあたる。
自分のコップに水が少ししか入っていない状況で、他者の渇きの為に水を使ってしまったら、自分はどうなるでしょうか。
まだ感謝されれば良いですが自分が思っていた態度を示してくれなかった場合、悔しさ、後悔、虚しさでいっぱいになってしまう。
これが、もし自分のコップに水が満たしてある状態で分けてあげたとしたらどうでしょう?
多少自分の水が減っても、心は穏やかにいられるのではないでしょうか?
この自分のコップに水を満たす方法を30種類ぐらい、普段から持っていると良いそうです。
旅行に行く、温泉に行く、スーパー銭湯に行く、マッサージに行く、少し高いスイーツを買う、お高めな入浴剤を使うなどなど。
ここでの注意は、また無駄使いをしちゃった、甘いもの食べて太っちゃう というネガティブな思考は入れないようにとのことです。
仏教の教えでは、「二利を回せ」という教えもあるそうで、必ず自分に戻ってくる。
まずは、自分の自利を満たすことが重要ですね。
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今回、他区の家族介護者の会を通して、玉置先生の講話を聴かせて頂きました。
是非、みなさんも機会があれば、先生のお話聞いてみてください。
中野区出身なので、中野区でも先生の講話が聴かれたら、良いですね。
実際に、本も出版されているので、興味ある方は調べてみてください。
今回、他区からの参加を快く受け入れて頂き、とても感謝しています。
ほんのわずかでしたが、とても良いお話だったのでこの場を借りてシェアさせて頂きました。
私も、自分のコップを満たす手段を増やしていきたいと思ってます。