中野区南中野地域包括支援センター

MINAMINAKANO

2025.02.18

  • 活動報告

【南中野包括】地域ケア会議の様子

2/13(木)に南部すこやか地域ケア会議があり、委員として参加いたしました。

『地域ケア会議』とは・・・
個別の支援を通して「地域の支援課題」を見い出し、様々な支援者や区民・機関と「課題解決」に向けて考え合い対策を講じていくためのものです。

たとえば、Aさんが足が悪くて坂道がつらくてスーパーへ行けない ⇒ 坂道の多いこの地域ではそうした高齢者や障がいのある方が多い ⇒ 商店街の協力を得て移動販売ができないだろうか、といった具合に、その地域の人たちに共通する生活上の課題について皆で考えていくのです。

中野区では、3層構造になっていて、

3層=地区レベル(南中野地区)・・・Aさんについて(個別ケア会議)
2層=圏域レベル(南部圏域) ・・・この地域の坂道が多く買い物難民が多い問題について
1層=中野区レベル      ・・・2層で検討した課題を区へ挙げて施策に反映していく

といった構造になっています。

今年度、南部圏域では「孤独・孤立」の問題をテーマにしており、対象は全世代です。

前回「孤独・孤立」の問題に対して3地区(南中野、鍋横、弥生)に分かれて意見交換し、「どんなことをしたいか・できそうか」について話し合いました。

南中野地区では、周囲がどう見守ればよいかの具体的な視点や、活用できる見守りの資源などをまとめた「見守りハンドブック」を地域の支援者が持ち、気になる方に直接情報提供してはどうか、といった意見が出ました。

今回はそれをどのように進めていくか、さらに具体的な意見交換を行いました。

↑3つの地区より、それぞれ話し合った内容を発表している様子です。

地域包括支援センターでは、日々対応している大勢の相談や支援を通して、見えてくることが沢山あります。
●さんの支援、で終わらせてしまうのではなく、「なんだか最近こういう相談多いよね」とか「こうした影響がこの地域にも出ているよね」とか、
職員が情報を共有し意見交換することが重要で、そのためには「課題意識」と「何でも話しやすい環境」が大事だと思っています。

包括で見える課題を地域ケア会議につなげ、地区の特色を生かした取り組みに繋がるよう協働していきたいと思います。

【参考】地域ケア会議について(厚労省より)
https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001236582.pdf

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