2024.11.19
- 活動報告
【南中野包括】ヤングケアラー支援連絡会
10/30になりますが、中野区の第1回「ヤングケアラー支援連絡会」に出席させていただきました。
「ヤングケアラー」の支援については、中野区の地域包括ケア推進会議の部会として検討されてきましたが、部会終了後も「連絡会」として関係機関のネットワーク強化と課題の洗い出し・支援策の検討の場をつくっていこう、といった主旨で発足しました。
地域包括支援センターからも1名参加ということで、当センターにお声かけいただき光栄です。
メンバーは主に子どもの支援に関わる多様な機関・区民の18名で、その中で高齢者の分野では地域包括支援センターだけでした。
会長に選出された方は、中野区ヤングケアラーコーディネーターのメンバーであり学識経験者でもある方。
ちょうど先日、南部のケアマネさん達と共催研修を開催し、講師としてお招きした方でした。
ご講義が大変良かったので、今回またご縁があり大変嬉しく思います。
今回は第1回でしたので、まずは自己紹介。
これがまた皆さん支援現場の現状や課題、想いを語られるので、自己紹介だけで大変考えさせられる充実した時間でした。
中野区(事務局)からは、ヤングケアラーに関するアンケート調査の結果について報告されました。
その後は残りの時間を使ってグループワークです。それぞれの現場で見えている現状を書き出し、共有することから行いました。
ご一緒した「居場所」を開催されている方のお話は、とても考えさせられました。
「集まってくる子は年々増えている」「ここに来る子は100%、重い枷(かせ)を背負っている子ばかり」
「ここでの2食の食事で食べつないでいる」
他機関の方からは、「バザーで無料の配布があり、子供たちはオモチャやお菓子を欲しがる中、靴下を欲しがる子がいて、そういうところでおや?と気づく」と。
ヤングケアラーを含め、家庭で支援課題を抱えている子は「見ようとしないと見えてこない」。
色んなところで色んな人が「気づき」「声をかけ」、きっかけを見つけながらサポートに繋げていくような支援が必要なのだと感じました。
終了後も皆さん名刺交換されたりお話されていました。
これからのネットワークの拡がりを大事にしていきたいと思います。
そして高齢者支援の現場から見える課題を伝え、ここでの話を包括やケアマネジャーさんたちに伝達する役割を果たしたいと思います。