2024.07.26
- 活動報告
【南中野包括】エリア研修「ノーリフティングケア」に参加してきました!
渋谷区つばめの里を会場に開催された「城西統括エリア研修」
ノーリフティングケア研修会へ参加してきました!
ノーリフティングケアとは?
介護される側、介護する側双方において、安全で、身体への負担を軽減する「抱え上げない、持ち上げない、引きずらない」ケアのことです。
人の力のみでの「持ち上げ」「抱え上げ」「引きずり」のケアをなくし、不良姿勢で行われる作業や体に負担のかかる作業の見直しを図るためのものです。
1998年オーストラリア看護協会が提唱し、看護や介護職の腰痛予防対策として推奨されています。
厚生労働省は、2013年に「職場における腰痛予防対策指針」を改訂し、「原則として人力による人の抱き上げは行わせない」「リフトなど福祉用具器の活用を促す」ことを明示し、
2021年4月からの介護報酬では、ノーリフティングケアに取り組む事業所が加算対象となりました。
リフトを利用して、ベッドから車いすへの移乗、車いすからベッドへの移乗のレクチャーを受けました。
操作自体は、基本を守り行うことで、これまで二人介助を要していた移乗動作が一人でも行えるメリットがあります。
実際の現場で利用しているところでは、小柄な女性や妊婦さんでも操作が可能とのことで、介護負担の軽減が大いに図れているようです。
その他、ベッド上での身体の動きをスムーズにおこなえるスライディングシートやベッドから車いすへの移乗に使うスライディングボードの実演もありました。
どちらも簡易な道具で安楽に使用できるため、常日頃より活用することで、介護職の腰痛軽減につながっているとのことです。
また、介護をされる側にとっても、人力だと身構えて筋緊張したまた硬直しがちになってしまいますが、このような福祉用具を使用することで、その筋緊張がやわらぐ効果もあるとのことです。
法人内外でも多くの施設や事業所で活用していただくと良いかと思いました。
法人内の職員さん真剣な様子でメモや動画を取りながら受講していました!
ご指導いただいた皆様、福祉用具事業所のみなさん ありがとうございました。