久末居宅介護支援センター

2024.02.06

  • お知らせ

【久末居宅】SNS上の投資グループで勧誘される詐欺的なFX取引トラブル-その仲間、信じて大丈夫?-

国民生活センターよりSNS上の投資グループで勧誘される詐欺的なFX取引トラブルについてのお知らせです。

出典:国民生活センター ホームページ

近年、全国の消費生活センター等には、FX取引(外国為替証拠金取引)に関する相談が寄せられており、特にシニア層を中心に増加傾向がみられます。

 寄せられた相談を見ると、SNSやインターネット上の広告、SNSで知り合った人からの紹介等をきっかけにSNSの投資グループに誘われ、そこでFX取引を持ち掛けられるという新たなパターンが目立つようになっています。消費者は投資グループ内での指示通りに、指定された個人名義の口座に次々とお金を振り込みますが、最後はお金を一切引き出せなくなるという詐欺的な手口です。

 そこで、トラブルの未然・拡大防止のため、相談から見られる手口を紹介し、安易に取引しないように消費者に注意を呼びかけます。

相談から見られる手口のイメージ

SNSのグループチャットに誘われる。

グループチャット内で参加者から成功体験を聞かされ、FX取引に誘われる。

お金を振り込むと最初は利益が出たように見え、次々と送金を要求される。

出金できず、FX業者ともグループチャットのメンバーとも連絡が取れなくなる。

相談事例

退職金の運用を学ぶためにSNS上の投資グループに参加し、FX取引をしたが出金できない

 老後に備えて退職金を運用する勉強をするため、SNSの広告で見た投資セミナーのLINEグループに登録した。そこで、実際に資産運用に成功したという事例を聞き、投資セミナーの運営事業者に勧められてFX取引を始めた。FX取引アプリが無料で提供され、取引を進めると利益が出たので徐々に投資額を増やし、計500万円を毎回異なる個人名口座に振り込んでいた。その後、500万円の出金を求めたところ、「出金には税金として160万円が必要」と言われ振り込んだ。しかし、「間違った口座に入金された」と言われ、再度別の口座に160万円を請求され、指示通りに振り込んだ。しかし500万円は出金されなかった。騙されたと思うが、どうしたらいいか。

(2023年9月受付 60歳代 男性)

その他、以下のような相談も寄せられています

FX取引で口座から出金を申し出たところ、口座残高の半分の証拠金を要求された。

SNSで知り合った人から投資グループに誘われ海外FX取引を行ったが、出金時に税金を請求された。

アドバイス

SNS上の投資グループに注意してください。

振込先に個人名義の口座を指定された場合、絶対に振り込まないでください。

無登録業者との取引は行わないでください。

FX取引の仕組みがよく分からなければ契約しないでください。

不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等へ相談しましょう。

*消費者ホットライン「188(いやや!)」番

最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

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