2024.01.18
- お知らせ
【深沢包括】食品ロスについて
食品ロスとは、本来食べられるのに廃棄される食品・食材のことです。
とてももったいなく心苦しい事でもあります。
物のない時代をご存じの方は、さらに心を痛めているのではないでしょうか。
日本国内では、食品ロスは年間約522万トンとされています(農林水産省、環境省の令和2年度推計より)。
世田谷区でも、毎年実施している家庭ごみ組成分析調査から、可燃ごみの約8~9%、
量にすると年間約10,000トン(食べ残し、直接廃棄の合計)の食品が家庭から廃棄されていると
推計されています。
年末年始にはたくさんの食品が市場に出回りますので、特に意識して過ごしたいものです。
食品ロスを減らすために私たちにできることはなんでしょうか。
●家庭から出る食品ロスの主な発生理由として・・・
期限切れ(消費期限・賞味期限が切れてしまった)
買いすぎ(特売で大量に買った食品を使いきれなかった)
過剰除去(野菜や果物の皮を厚くむいた、肉の脂身を除去したなど)
食べ残し(料理を食べきれなかった)
調理ミス(魚を焦がした、味付けミスなど)
●買い物は計画的に。
冷蔵庫などの中身をチェックしてから買い物に行きましょう。
バラ売りや少量パックなどを活用し、使い切ることのできる量を買いましょう。
レシピを考えて買うもののリストを作りましょう。
●食べきろう、使いきろう。
野菜などの傷みやすい食品は早めに使い切りましょう。すぐに使い切れないときは、
ゆでてから調理するなど調理にひと工夫を。
食べきれる量を調理して、作りすぎないようにしましょう。
外食では食べきれる量を注文しましょう。
他にも「フードドライブ」※の活用が考えられますが、まずはそれぞれのご家庭の工夫で
少しでもロスが減れば良いですね。
小さな一歩の積み重ねが、いつか大きな変化へとつながることを願って。
※フードドライブとは、家庭で余っている食品等を持ち寄り、広く地域の福祉団体や施設等に
提供するボランティア活動のこと。