2024.06.06
- お知らせ
【深沢包括】駒沢給水塔
弦巻2-41-5にあります「駒沢給水塔」をご存じですか?
大正時代に建築された「近代化遺産」だそうです。
駒沢給水塔の歴史ですが、大正6年、人口が増え続けた渋谷町によって多摩川から渋谷まで水道水を送る計画が
発案されました。
多摩川からくみ上げた水を鎌田にある砧下浄水所で濾過し、ポンプで駒沢給水塔に送り、ここから渋谷までは
自然の重力を利用して送る計画で、4年後の大正10年に工事が始まり、大正13年3月に完成したそうです。
建設中に関東大震災が起こったり、戦時中の空襲からも難を逃れて今に至ります。
なぜ弦巻の地に造られたのかと言うと、この場所は世田谷区内でも標高が高い部類に入るようで、標高が46m
あり、渋谷に自然落下で水を送るためには標高や利便性がよかったとのことです。
御年100歳! 現在の給水所としての機能は、震災時などに飲料水を供給する応急施設として
のみ使用されているそうです。~6/7までライトアップされています。