2025.07.23
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【枝川包括】新しい認知症観
「新しい認知症観」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
日本社会が超・超高齢社会へと突入する2025年の今、これまでの認知症観を抜本的に変え、共生社会の実現を目指す重要な変革期となっています。
国の認知症施策の方向性などを定めた基本計画(去年12月に閣議決定)に「新しい認知症観」という考え方が盛り込まれました。
耳慣れないことばですが、ひとことで言えば、これまでの認知症に対する誤解や偏見をあらためたうえで、認知症になっても希望を失うことなく暮らし続けることを目指す、という考え方です。
認知症の人やその支援はこれまでどちらかというとマイノリティーに捉えられてきましたが、180度転換し認知症の人たちとどうやって共に生きていくかというメッセージに変わっています。
認知症になってもお先真っ暗ではありません。
病気や生きづらさはあっても、自分らしく楽しく暮らせる時代が来ています(E・E)