2025.04.04
- 活動報告
【枝川包括】詩にのせて PART1
長寿サポートセンターでは、日々様々な高齢者の方のご相談ごとを聞かせていただいています。
相談者さんのお話を聞きながら、当センターの職員がつくった詩を紹介させていただきます。
はじめての おつかい
はじめてのおつかい
女房が 先に 逝った
コンビニで はじめてのおつかいをした
煮物もサラダもあった
1人分を買うことに 少し 照れたが、
店員は 何事もなく レヂを打った
それから
まもなく
脳梗塞になった
左手 左足がままならぬ
手押し車で はじめて おつかいに行った
女房のありがたさと
歩ける ありがたさを 想った
店員は 何事もなく レヂを打った
これからも
はじめてのことに 出会いながら
暮らしていこう
「お困りごとのある高齢者」ではなく、皆さまのこれまでの人生の延長線上に今お困りごとがある、という視点でお話に耳を傾ける姿勢を同じ職員としても学びます。(E・E)