2024.06.05
- 活動報告
【荒川包括】人生会議トランプの使い方について教えていただきました。
先日、「人生会議トランプ」について監修している大学の先生から説明していただきました。
「人生会議トランプ」とは医療・介護について将来どのようにしていきたいか、気軽に他者に共有できるツールです。
今後に向けて医療・介護の希望、最期の時期の過ごし方など、家族や大事な人に言い出すのは難しいと思いませんか?
救命処置や人工呼吸器装着をどうするかは、本人の意思が最も大切です。
しかし本人の意向がわからないまま意識がなくなって、命の選択肢を求められた時、家族の判断が最終判断になってしまうことがあります。
ご家族はこの判断が正しかったのか、後々まで悩む場合もあり得ます。
そうならないように本人や家族、医療関係者全員が納得して最期を迎えられるように、あらかじめどうしていきたいか考える必要があります。
そのような話を家族とする、1つの方法として「人生会議トランプ」があります。
使い方は一般的なトランプゲームのババ抜きや七並べで遊んでいく中で、手札から出したカードのお題に答えていく、というもので、子どもから高齢者まで楽しめるものになっております。
カードのお題も、もしもの場合だけではなく、その人自身の好みや価値観のお題、必要時役立つ知識のお題など様々なテーマがあり、みんなが楽しく遊びながら、今後について考えるきっかけ作りに繋がると思います。
今後、ACP普及啓発の一環として人生会議トランプの活用を検討していきたいと思います!
※ACPとは・・・アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning)の略。今後の治療・療養について患者・家族と医療従事者があらかじめ話し合う自発的なプロセスのこと