2026.03.31
- 活動報告
その人らしい春を大切に ― おはぎとお花見の一日
先日、つばめの里では、前回ご好評をいただいた「おはぎと小さなお花見の会」を、再び開催いたしました。


「またやりたいね」「次はいつにするの?」――そんな皆さまの何気ない一言一言が重なり、今回のひとときが生まれました。日々の関わりの中で紡がれる想いが、こうして形になることに、私たち職員も大きな喜びを感じています。
今回訪れた公園では、しだれ桜がちょうど満開を迎えていました。やわらかな春の陽ざしが差し込み、少し暖かくなった空気の中を、心地よい風がゆったりと流れていきます。淡いピンク色の花々が風に揺れる様子はとても美しく、皆さま自然と足を止め、しばらく見入っていらっしゃいました。


このような何気ない「季節を感じる時間」も、私たちが大切にしている日常生活支援(ニチショウケア)のひとつです。
特別な行事としてではなく、「その方らしい日常」の延長にあるひとときとして、外の空気に触れ、季節を感じ、好きなものを味わい、そして誰かと気持ちを分かち合う――。そうした時間が、心の安らぎや活力へとつながっていくと考えています。


桜の下では、温かいお茶とともに、おはぎを召し上がっていただきました。「やっぱり外で食べると違うね」「春だねえ」といった言葉とともに、皆さまの表情も自然とやわらぎます。お一人おひとりのペースで、ゆっくりと味わうその姿がとても印象的でした。


また、会話の中では「昔はよく家で作ったのよ」「お花見といえばね…」と、懐かしい思い出が次々と語られました。こうした回想の時間もまた、ニチショウケアの大切な要素のひとつです。記憶や経験を言葉にし、誰かと共有することで、その方らしさがより自然に表れていきます。


職員にとっても、皆さまのこれまでの人生や想いに触れることができる、かけがえのない時間となりました。
「また来たいね」「来年も一緒に見ようね」


そんな言葉が交わされるたびに、この穏やかなひとときが、単なるレクリエーションではなく、「日々の暮らしの延長」として心に残っていることを実感します。


つばめの里では、これからも日常生活の中にある小さな喜びや季節の移ろいを大切にしながら、お一人おひとりに寄り添ったニチショウケアを積み重ねてまいります。
何気ない一日が、その方にとってかけがえのない一日となるように――。
そんな想いを胸に、これからも皆さまと共に歩んでいきたいと思います。


つばめの里グループホーム-ビアンチ

