練馬区立はつらつセンター豊玉

2023.11.16

  • 活動報告

青空ウオーキング 小石川植物園【その2】

【その2】歴史ある樹木と巨木たち

【その1】はこちらからです

https://www.foryou.or.jp/corp2/toyotama/blog/detail/973/

4本のヒマラヤスギ(実は松の仲間)樹齢95年・100年

入口から真っすぐ坂を上がるとその樹形と大きさに圧倒されるのがこの4本のヒマラヤスギです。第二次大戦で焼夷弾が当たっても生き残ったという生命力ある巨木です。絵本にも出てきそうですね…「ようこそ、私達の森へ」そんな声が聞こえて来そうです。

ヒマラヤスギの幹に触れ、パワーアップしたところで次は柴田記念館へ。現在ミニ牧田富太郎展の催しがコーナーを飾っていました。中に入ると懐かしい~木造校舎を思い出します。お土産も購入できます。柴田記念館はこちらから。

https://koishikawa-bg.jp/ennai/shibata/

ニュートンの林檎にメンデルの葡萄   絶滅危惧種の植物たち

柴田記念館の正面には苔類のスペースがあり、入口にはキイロジョウロが花を咲かせ来館者の注目を浴びてました。そしてメンデルの葡萄とニュートンの林檎が温室への道なりに、接ぎ木でその子孫を繋いでいます。現在小石川植物園園長の川北篤 教授が蛾と植物の共存について研究中のウラジロカンコノキもあり、絶滅危惧植物の保護増殖事業にも力を注がれています。こちらでの育成が無ければ既に絶滅してしまっただろう小笠原諸島の植物など数多く、知れば知るほど植物園の存在に驚かされます。

園長のお話を。

https://www.youtube.com/watch?v=C6zRf0Xdzuk&t=2s

右は、ニュートンの生家にあった木の枝を接木した林檎の木です。季節のなると青い実がなります。

 

温室沿いのイロハモミジのトンネルを進むと精子発見の銀杏の巨木が構えています。巨樹根元には沢山の銀杏が落ちていました。そして林の中を進むと日本で初めて明治40年に街路樹として迎えられたスズカケノキが空に向かって大きな枝を広げていました。

  

 

サルスベリとカリンの林

左はサルスベリの林。右は江戸時代から植栽されていたカリンです。漢方薬的にも重宝されたのでしょうか

    

植物園も奥地へと歩いてきました。巨大松ぼっくりやムクロジ(無患子)の可愛らしい実、ユサン(松科・シマモミ)の実を観察することが出来ました。

 

 

ミニ栄養講座 (ビタミンについて)

管理栄養士の秋山先生からのミニ講座です。質問が多くてなかなか前に進みません^^

日本庭園を経て、ラクウショウとメタセコイヤの林を抜けて

台地の林を階段を下り、旧東京医学校本館(小石川分館)の赤いモダンな建物と池のある日本庭園に下りてきました。梅やつつじ、菖蒲の開花時期には素晴らしい景色が見られます。

 

 

ラクウショウとメタセコイア)は同じヒノキ科で大変良く似ていますが原産地も異なり葉に違いが見られる針葉落葉樹です。寿命はラクウショウが600~2000年と言われ、メタセコイヤが2000~3000年と! すごい寿命ですね ラクウショウの湿地には池もありアオサギが飛来する事もあります。都心の真中にも関わらず野鳥も多いので双眼鏡を持った方も。

  

本日は皆さん、お疲れ様でした。約10000歩くらいの歩行だったようです。ゆっくりじっくり植物を観察して、木の実と樹形を見比べたり楽しい一日でしたね。

 次回は光が丘公園と秋のローズガーデン鑑賞のウォーキングとなります。楽しくまた皆さんと歩きましょう。

担当:山﨑(介護予防運動指導員)・松葉

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