2025.10.19
- お知らせ
【感染症と肌トラブルから守る】乾燥に注意!手洗い後の保湿ケアと風邪予防
【感染症と肌トラブルから守る】乾燥に注意!手洗い後の保湿ケアと風邪予防
空気が乾燥する季節は、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症対策として、手洗いが非常に重要になります。しかし、頻繁な手洗いは手の乾燥を招き、ひび割れやあかぎれの原因となり、皮膚のバリア機能を低下させてしまいます。
感染症予防と手肌の健康を両立するために、「手洗い」と「保湿ケア」をセットで行い、乾燥の季節を健やかに乗り切りましょう。
1. 徹底すべき「手洗い」と「保湿」のセット習慣
手荒れを防ぐ最大のポイントは、「水分が蒸発する前に保湿剤でフタをする」ことです。
(1) 正しい手洗いのポイント
-
ぬるま湯で優しく: 熱すぎるお湯は必要な皮脂まで流してしまい、乾燥を悪化させます。
-
石鹸をよく泡立てる: 泡で優しく汚れを包み込み、ゴシゴシ擦らないようにしましょう。
-
十分に洗い流す: 石鹸の成分が残っていると刺激になるため、流水でしっかりとすすぎましょう。
-
水分を完全に拭き取る: タオルやペーパータオルで水分をしっかりと拭き取ります。水分が残っていると、かえって乾燥を招いたり、アルコール消毒剤の効果が薄れたりすることがあります。
(2) 「手洗い後すぐ」の保湿ケア
清潔になった手は、水分が蒸発して最も乾燥しやすい状態です。
-
ハンドクリームを適量取る: 手のひらに取り、両手で軽く温めて柔らかくします。
-
手のひら・手の甲に広げる: 摩擦を避けるため、優しく押し当てるように広げます。
-
忘れやすい部分を念入りに: 指の間、爪の周り(特に爪の生え際)、手首は塗り残しがちです。指を一本ずつ包み込むように丁寧に塗り込みましょう。
-
就寝前の「集中ケア」: 寝る前はたっぷりとクリームを塗り、可能であれば綿の手袋をして寝ると、朝にはしっとりとした手肌になります。
2. 乾燥から身を守る「風邪・感染症予防」
手肌だけでなく、喉や鼻の粘膜の乾燥も、ウイルスに対する防御機能を低下させます。
(1) 室内の湿度を保つ
-
加湿器の活用: 理想的な湿度は**50〜60%**です。加湿器がない場合は、濡れたタオルや洗濯物を室内に干すだけでも効果があります。
-
暖房の使いすぎに注意: 暖房は空気を乾燥させます。温度と湿度のバランスを取り、適切な室温(18~22℃程度)を保ちましょう。
(2) 水分補給で「粘膜」を潤す
-
こまめな水分補給: 喉の渇きを感じる前に、少量ずつ温かいお茶や白湯などでこまめに水分を補給しましょう。
-
特に高齢の方は喉の渇きを感じにくいため、意識的に水分を摂る習慣が大切です。
-
-
マスクの着用: 外出時や就寝時にマスクを着用すると、冷たい乾いた外気を直接吸い込むのを防ぎ、呼気に含まれる水分で喉を保湿する効果が期待できます。
この季節は、手洗いの徹底と、肌や粘膜の「うるおい」を守ることで、病気に負けない体づくりを目指しましょう。

