2024.11.06
- 活動報告
品川宿の魅力的な文化を知ろう
10月30日(水)第3回 【品川宿の魅力的な文化を知ろう】を開催しました。
今回の講座では品川宿の祭りや魅力的な文化として、祭りや行事などの紹介をしました。
講師は郷土研究会 品川 見・聞・楽 代表の海老原晶子氏をお迎えし、講座が始まりました。
品川を見て聞いて楽しむ「品川 見・聞・楽」の海老原先生のお話はどの会に参加しても聞く人たちを「へえ~!」とびっくりさせ
「なるほど、、、」と納得させてくれる内容(具体性がありリアルに実感できる)なので大変興味深いです。
興味 関心の扉がいくつもあって一つずつ開かれていくことが心地いいです。
品川は何と言っても祭 神輿の町です!今回紹介する祭りと行事は品川ならではのものです!
まさに「品川宿の魅力的な文化」の塊といっていいのではないかと思ってしまいます!
①南の天王祭・北の天王祭(荏原神社・品川神社の祭礼)
②千躰荒神大祭(海雲寺の荒神堂で催行される)
③万灯練供養(お会式)(天妙国寺で催行される)
④品川の富士講 (品川丸嘉講社・品川神社) 江戸時代に富士山を信仰の対象とする民間信仰が広がった。品川は今でも品川丸嘉講社が
品川富士を守り行事を催行している。他にも祭りや行事があります。
⑤二十六夜待(にじゅうろくやまち)が面白い行事 今はなく復活してほしい行事です。
品川宿から高輪にかけての行事。旧暦7月26日の明け方に登る弓形の上弦の月に「阿弥陀三尊」が現れる‼と見立てて拝む行事。
これが現代の「夏フェス」の賑わいになっていったというものです。
高輪~品川の海岸は海上に登る月を見るメッカだったとのこと。品川に海があった頃はこんな行事があったんですね。
この情景もあとから塗り絵で楽しみました。江戸の皆さんは月が登るのを待ちながらお酒を飲んだり料理を食べたり西瓜を食べたりして
楽しんでいたのですね。塗り絵を描きながら雰囲気にひたりました。復活できたら賑わうでしょうね!
次は本日の講座の「肝」です!この講座でなくては聞けないことです。
※品川宿の人々がお祭り好きなのはどうしてか❓ 本当の理由は何か❓
それは品川区無形民俗文化財に指定されている【品川拍子】なのです。これがあるからみんな「ワクワク」しちゃうそうです。祭り好きと
なるそうなんです。こんな理由があったんですね。
品川天王祭の動画を見ると「おーわっしょい」「おーわっしょい」太鼓と笛の音楽 その音楽に合わせて神輿を上にあげたり止まったり。
躍動感があり他に類をみない価値の高い文化芸能だそうです。浅草の「三社祭」と比べてみよう。
動画を見ると「ソイヤッ」「ソイヤッ」と手拍子と掛け声だけで音楽は無し。
「お祭りとして比べると三社祭より品川のほうが勝っている!」先生がこうおっしゃると、みんな一斉に「ワハハハ~」と笑い声。
やはり品川の人たちは祭りという点で団結しているんですね。
これからもこの町の文化や芸能を堪能していきたいと思った講座でした。
お集まり頂いた皆さん、海老原先生、品川 見・聞・楽の皆さん 今日もありがとうございました。
次回の講座は「品川宿の文化人たちの事を知ろう」です。
開催日時:11月27日(水) 14:00~16:00
会場:レクリエーション室① 定員:30名(先着順)
対象:品川区民の方(小学生以上の参加も大歓迎) 費用:無料
持ち物:色鉛筆・筆記用具
ご参加お待ちしています♪ 品川区の歴史や文化を楽しく学びましょう!
北品川ゆうゆうプラザ 大山