2024.02.09
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温泉入浴が腸内環境を改善
日本は温泉大国です。温泉に関するあるアンケート調査では、日本人の8割は温泉好きで、年4回は利用し、長湯好きが増えているようです。縄文人も温泉に浸かっていたという言い伝えもあり、温泉好きは日本人のDNAに深く刻まれているのかもしれません。さて、本題です。「温泉入浴が腸内細菌叢に与える影響を実証」と発表したのは、九州大学工学研究院の研究グループです。実は、温泉が健康な人にどう影響するか、今まで検証されたことはなかったとか。本研究グループは、九州地方在住の136名の健康な成人を対象に、別府温泉の異なる5泉質の温泉入浴前後における「腸内細菌叢の変化」を分析。その結果、炭酸水素温泉入浴によりビフィズス菌の一種が有意に増加していることが明らかになったそうです。他にも、単純泉、硫黄泉での入浴でもビフィズス菌の増加が見られたとか。今回の発見は、温泉入浴による健康増進効果に関する新たな科学的根拠を提供し、温泉療法の有意性を明らかにしたことで、温泉による地域活性化に貢献することが期待できると述べています。
温泉⼊浴が腸内細菌叢に与える影響を実証 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY) (kyushu-u.ac.jp)