2026.06.10
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糖化ストレスの指標「ペントシジン」とは?
東京都健康長寿医療センター研究所の研究グループは、「糖尿病を持たない地域在住高齢者を対象に、血漿中のペントシジン濃度と骨格筋関連指標および身体機能との関連を検討した」と発表しました。「ペントシジン」とは、終末糖化産物(AGEs)の一種であり、糖化ストレスの指標として用いられるそうです。本研究では、「血漿ペントシジン濃度が高い高齢者ほど、骨格筋量指数(SMI)、細胞の状態や筋肉の質を反映すると考えられる位相角(筋肉の質や身体機能と関連する指標)および総合的な身体機能を示すSPPBスコア(歩行速度、椅子立ち上がり、立位バランスを総合した身体機能指標)が低いことが示された」と述べています。ただ、握力、歩行速度、椅子立ち上がりテスト、サルコペニアの有病率とは有意な関連を認められなかったとか。本研究グループは、本研究結果は、「糖尿病を持たない高齢者においても、ペントシジン高値が筋肉量や身体機能の低さと関連する可能性を示すものです」と述べ、今後、「縦断研究や生活習慣を含めた詳細な検討により、糖化ストレスと高齢期の筋肉の健康との関係をさらに明らかにすることが期待されます」と結んでいます。ともあれ、高齢者の筋肉量や筋力、身体機能が低下する「サルコペニア」は、転倒、フレイル、要介護状態、死亡などのリスク上昇と関連し、高齢者の健康寿命に関わる重要な課題であることは、ご存じの通りです。当プレスリリースによると、地域在住高齢者におけるサルコペニアの有病率は、研究や診断基準によって異なりますが、約1割前後と報告されているとか。これまで、2型糖尿病がサルコペニアの重要な危険因子であることが知られており、その関連メカニズムの一つとして、慢性的な高血糖に伴う終末糖化産物(AGEs)の蓄積が注目されるなか、その指標であるペントシジン濃度と骨格筋関連指標および身体機能との関連が検討されたという訳です。
https://www.tmghig.jp/research/release/2026/0605.html
SM

