港区立高輪いきいきプラザ

2026.06.10

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認知症診断前にみられた電気使用量パターンの変化

「認知症と診断された方の電気使用量を確認したところ、診断前に朝の電気使用開始時刻が徐々に遅くなるような変化が確認された」と発表したのは、東京都健康長寿医療センター研究所らの産学共同研究グループです。「認知症と診断された方において、診断前から電気使用量のパターンに徐々に変化がみられることを報告しました。この報告は、電気使用パターンが認知症発症に関連する可能性のある生活変化を捉える一つの手がかりとなり得ることを示したものです」と述べています。加えて、高齢者の単身者の場合、体調の変化に気づきにくく、特に高齢者であれば健康問題が悪化するリスクが高いと考えられるといいます。そのため、単身者では健康状態の変化を早期に察知する体制が、安心で安全な暮らしを支えるために必要な技術となる、と述べています。具体的には、測定開始時に70歳代だった女性は、物忘れが心配になり専門機関を受診。しかし、その段階では大きな異常はないとされ、経過観察となっていました。その後、測定開始から約2年後に物忘れや生活上の問題が目立つようになり、さらに症状が進行し、その2年後(測定開始後4年後)、認知症と診断されたのですが、電気使用量に関して、測定開始から2年後には、朝の電気使用開始時刻が遅くなる傾向がみられ、測定開始時と比べると約1時間遅れて電気の使用が始まる様子が確認されたといいます。ただ、「こうした電気使用パターンの変化は、認知症の発症だけによって説明されるものではなく、他の体調変化や生活環境など、さまざまな要因の影響を受けます。そのため、研究の結果は予備的な観察結果として捉え、さらなる調査によって信頼性を高め、社会実装されることが望まれます」とも述べています。本研究グループは、「概日リズムの乱れは、認知機能の低下や認知症リスクの上昇と関連していることが知られており、起床時間が遅いほど認知症リスクが高まることも報告されています。したがって、本研究は、電気使用パターンが認知症発症に関連する生活変化(概日リズムの変化)を捉える一つの手がかりとなり得ることを示したものといえます」と述べ、ただし、「今回の研究の結果は予備的な観察結果として捉え、さらなる調査によって信頼性を高め、社会実装されることが望まれます」と結んでいます。

https://www.tmghig.jp/research/release/2026/0604.html

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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