港区立高輪いきいきプラザ

2024.01.31

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前立腺肥大症に新治療

厚生労働省の患者調査(2020年)によると「前立腺肥大症」の患者数は100万人以上いるということです。この「前立腺肥大症」ですが、肥大による排尿症状があり、治療が必要なケースの病名です。そもそも、50歳を過ぎれば、前立腺は男性ホルモンの低下により大きくなるものだと、1月30日付東京新聞の記事に教えられました。その記事による、悪化するとまず排尿回数が増えること、そして尿もれがあったり、逆に尿が出ない尿閉になることも。血尿などの合併症、腎機能の悪化などリスクは高まるということです。さて、手術ですが、外科的な治療法の進歩は著しいとか。例えば、前立腺に「ツリウムレザー」と呼ばれる特殊な光を照射し、尿道をふさいでいる肥大部分を気化させる手術。あるいは、前立腺へ器具を埋め込み尿道を広げる「つり上げ術」という治療法もあるようです。どちらも公的医療保険が適用できるようになりました。局所麻酔での内視鏡手術のため、長時間手術に耐えられない高齢者も対象になっています。また、飲み薬で前立腺を小さくすることも可能のようです。排尿が気になる方は、早めに専門医に診てもらってくださいね。

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