港区立高輪いきいきプラザ

2026.03.18

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がん患者が抱える「がん関連疲労」に対し、刺さない鍼治療「接触鍼法」が有効

「がん関連疲労」という言葉を聞いたことはありますか?「がん関連疲労」とは、がん患者の多くが経験する、休息や睡眠をとっても改善しない持続的で不快な全身倦怠感や疲労感のことで、がん治療(化学療法、放射線など)やがんそのものによる慢性的な炎症が主な原因だそうです。そこで、広島大学病院漢方診療センターの研究グループは、全国5施設の緩和ケア科と共同で行った臨床研究において、「接触鍼法」が、がん関連疲労に対し有効であることを明らかにした、と発表しました。実は、がん関連疲労の回復には、適度な運動や睡眠、バランスの良い食事等の方法に加わる、新しい方法が求められていたといいます。本研究では、「通常の身体症状に対する治療に加えて鍼治療を用いることにより、症状の改善、QOL(生活の質)の改善に結び付くかどうかを検討する目的で、鍼治療を行い、その臨床的有効性と安全性について、患者の自覚症状と他覚的な評価を指標として、前向きに検討した」と述べています。そして、鍼治療の一種である「接触鍼法」を行ったそうです。この「接触鍼法」とは、鍼を皮膚に刺入せず、皮膚の表面から経穴(ツボ)を刺激する、刺さずに行える鍼治療のことだとか。鍼を皮膚に刺入せず、肌の表面に軽く接触させて刺激を与えるという施術で、刺さないので痛みはなく、肌にも優しいのが特徴だといいます。ともあれ、本共同研究グループは、「がん関連疲労」に対し、身体に鍼を刺さずに行える鍼治療「接触鍼法(K-style CNT)」の有効性と安全性を、世界で初めて確認したと結んでいます。

https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/96320

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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