2026.03.18
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認知症高齢者の「読みやすさ」の解明
認知症高齢者の読解の負担を軽くするために、文書を読む際の視線の動き「アイトラッキングデータ」を分析し、読みやすさを修正する個別支援について発表したのは、千葉大学大学院看護学研究院の研究グループです。当プレスリリースによると、多くの認知症患者にとって「文字情報」を正しく理解することは大変難しく、視線の動きという客観的な指標を用いることで、どのような文書が読みやすいか、具体的な特徴を調査したといいます。具体的には、9名の認知症高齢者を対象に文書を読解するときの視線の動きを可視化する「アイトラッキング」を実施。文書は内容や難易度が異なる2種類を使用し、その比較対象として読みやすさを考慮してフォントサイズ、行間、文字間の拡大、1文の短縮、漢字割合の削減を行った「修正バーション」を使用したといいます。その結果、2つの文書を比較すると修正バージョンの方が読み飛ばしが極めて少ないことが分かったそうです。ただ、認知症高齢者の読解に関しては、文章の修正だけでは不十分であることも分かったといいます。その場合、「読む箇所の指差し」や「読み始めのタイミングを促す」といった働きかけが後押しになると述べています。本研究グループは、「視線移動時の標的となりやすい漢字の割合を単に減らすのではなく、3〜4文字に1回の頻度(約30%前後)で適切に配置することが、スムーズな視線移動を促す一つの目安となるだろう」と述べています。
https://www.chiba-u.jp/news/research-collab/post_643.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

