2026.03.13
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電池に頼らないウェアラブルデバイス
「ウェアラブル端末は健康管理に役立ちますが、充電が必要なことが普及の課題だった」との背景から、九州大学大学院システム情報科学研究院の研究グループは「室内の光と人の動きだけで発電し、電池に頼らず8時間動く名札型ウェアラブル端末の開発に成功した」と発表しました。充電の手間を減らす次世代ウェアラブル技術として、長期の行動記録や健康支援への応用が期待できると述べています。具体的には、「特性の異なる2種類の太陽電池と、動きを電気に変える素子を組み合わせた装置を設計・開発」。当プレスリリースによると、「暗い室内でも安定して動作する太陽電池と、明るさの変化に敏感な太陽電池を併用することで、部屋ごとの光環境の違いを検知が可能」。さらに、人の動きに応じて電圧が変化する素子を組み合わせることで、静止している状態と移動している状態を区別できるようにしたとのことです。加えて、電力が不足した場合に自動的に省電力状態へ移行する制御機構を導入したといいます。その結果、「8時間の勤務時間のうち平均93.97%を発電のみで動作させることに成功し、8種類の部屋の識別を96.62%の精度で実現した」と述べています。本研究グループは、充電の手間を大幅に軽減する次世代ウェアラブル端末の実現につながるものであり、長期間の行動記録や職場での健康支援、施設内の見守りなどへの応用が期待されると述べ、「今後はさらなる軽量化・小型化を進め、実用化を目指します」と結んでいます。
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/1431
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

