港区立高輪いきいきプラザ

2026.03.13

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大腸がん細胞を抑える3つの植物由来成分とは?

植物など食べ物に含まれる「どの成分が何に作用するのか」を探し当てるには労力と時間を要するため大きな課題となっていますが、東京農業大学総合研究所の研究グループは、「人工知能(AI)を活用して、大腸がん細胞の増殖を抑制する新たな植物由来成分(フィセチン、グラブリジン、シリビニン)を特定した」と発表しました。ご存じのように、大腸がんは罹患数が世界で3番目に多く、死亡率も2番目に高い極めて深刻な疾患なのです。当プレスリリースによると、近年の研究から、果物や野菜に含まれる栄養素が、遺伝子の働きを調節する「マイクロRNAmiRNA2)」の状態を改善し、健康維持に寄与することが示唆されていましたが、膨大な種類の中から、どの成分がどのmiRNAに作用するかを個別に試験することは難しく、新しい機能性成分の効率的な発見を妨げになっていたといいます。そこで、人工知能によって膨大な論文や特許情報から予測。幾つかの候補の中から入手の可能性や安全性を考慮して選んだ成分を、大腸がん細胞株で試験したところ、フィセチン(イチゴなどに含有)、グラブリジン(甘草に含有)、シリビニン(マリアアザミに含有)の3種が強い増殖抑制効果を示すことを確認したといいます。本研究グループは、食と健康を結ぶ新たな研究テーマとして発展する可能性を見据え、将来的にこのような知見が蓄積することにより、健康維持・個人の状態に合わせた栄養管理戦略の構築につながることを期待している、と結んでいます。

研究成果(共同)「大腸がん細胞の増殖を抑える可能性がある3つの植物由来成分を特定」 | 総合研究所 大塚 蔵嵩 客員教授 | 東京農業大学

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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