港区立高輪いきいきプラザ

2024.01.26

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人間の人工冬眠って可能?

冬眠を人工的につくり出す「人工冬眠」の技術に取り組んでいるのが、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構と理化学研究所の研究グループです。「マウスを冬眠に似た状態に導く脳の神経回路を見つけた」と14日付東京新聞が報じています。実は、マウスで見つけたこのQ神経は、人間を始め、哺乳類全般に共通してあるらしいのです。つまり、「人間も冬眠する能力を持っている」ということでしょうか。ご存じのように、冬眠すると、体内の酸素量は減りますが、臓器は損傷することなく、筋肉もあまり衰えないということです。本研究の目的ですが、心筋梗塞を起こしたり、大量出血した場合、もし患者を一時的に冬眠状態にできれば、脳や臓器への損傷を抑えられ、治療までの時間を稼ぐメリットがあると述べています。一方で、冬眠中は免疫機能が落ちるため、がんになりやすくなるとも。本研究グループは、今後身体的な影響をきちんと評価することが、実用化へ向けての大きな課題であると述べています。

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