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2026.02.04

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ストレス下での甘味摂取とうつ病リスク

藤田医科大学医療科学部レギュラトリーサイエンス分野らの研究グループは、共同研究により、「健康診断受診者2840名の食事調査データ解析から、うつ病リスクと甘味摂取の関係を見出した」と発表しました。加えて、「マウスにおける慢性ストレス負荷下の砂糖摂取は、オスでは攻撃性が抑制されるもののうつ様行動は認められ、認知機能が障害される一方で、メスではうつ様行動が治るという性差が認められることを発見した」とも述べています。当プレスリリースによると、うつ病は症状や原因が人によって異なり、同じ診断でも治療の効き方に差があるといいます。一方、ストレスがあると私たちは甘いものを食べたくなることがあるかと思います。ただ、うつ病リスクと甘味摂取の関連や、ストレス下での砂糖摂取がどう脳の働きと糖代謝を変化させ、うつ病態を生じさせるのかは十分に分かっていなかったそうです。そこで、本研究では、健康診断データの食事調査解析と、慢性ストレス負荷マウスへの砂糖投与実験を組み合わせ、砂糖によるうつ病態変化の解明を目指したと述べています。そして、食習慣・糖代謝に基づくうつ病サブタイプの存在が示唆され、患者に合わせた個別化医療につながる可能性を示したという訳です。本研究グループは、「今後、砂糖の摂取が多い、糖尿病を併発するうつ病患者の病態にα2アドレナリン受容体が関与していることが想定され、同受容体を標的とした治療が有効となる可能性があり、患者の状態に合わせた層別化治療につながることが期待されます」と結んでいます。因みに、α2アドレナリン受容体とは、ストレスを調節する、脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンの放出を抑制するスイッチの1つです。

ストレス下での甘味摂取がうつ病態を変える | 藤田医科大学

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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