港区立高輪いきいきプラザ

2026.02.04

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歯周病と腎臓の炎症

世界で最も一般に蔓延している感染病と言われている歯周病。永久歯が抜ける原因の第一位で、全体の37,1%にもなるそうです。歯医者に診てもらって歯周ポケットが4mm以上と言われたらすでに中等度歯周炎です。私たちの歯に付く歯垢(プラーク)には、1mg中に10億もの細菌がすみついているといわれています。そのうち歯周炎を引き起こすのは先に述べた歯周ポケットの中にひそむ空気を嫌う菌で、少しずつ歯を支える組織を破壊していきます。実は、サイレント・ディジーズと呼ばれているように自覚症状がないまま進行していきます。加えて、歯周病の怖さは、歯を失うリスクに留まりません。体のさまざまな病気に影響していることが分かっています。例えば、心臓病、糖尿病、骨粗しょう症、肥満、脳梗塞、そして認知症など。さて、前置きが長くなりましたが、歯周病は腎臓の炎症を引き起こすとも言われています。ただ、その具体的なメカニズムはまだよくわかっていないといいます。そこで、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科らの研究グループは、「歯周病を発症したラットに高発現したmicroRNAが、血流を介して腎臓に到達し、腎臓における炎症に関与する遺伝子の発現を調節することを解明した」と発表しました。つまり、歯周病により歯周組織にて「miR-1283p」が産生され、血液中に入り込み、やがて腎臓に到達。このことで腎臓の炎症に関与する遺伝子の発現に変化が起こるというものです。こうした新たなメカニズムを解明することで、microRNAの制御の視点から、腎臓の病気の予防に貢献できる可能性がある、と本研究グループは述べています。

歯周病が腎臓の炎症を引き起こすメカニズムを動物実験で解明 - 国立大学法人 岡山大学

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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