港区立高輪いきいきプラザ

2024.01.24

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認知症とリストバンド型生体センサ

「世界で初めてリストバンド型生体センサを用いた脳内のアミロイドベータ蓄積を予測する機械学習モデルを開発」と発表したのは、大分大学と医薬品メーカーのエイザイ。ご存じのように、認知症の多くを占めるアルツハイマー病では、発症のおよそ20年前からアミロイドベータが脳に蓄積されると言われています。したがって、重要なのは軽度認知障害の段階で脳内のアミロイドベータ蓄積を検出することなのです。そこで、本研究では、安易で簡便に識別するスクリーニング法を実現すべく、リストバンド型生体センサを開発しました。身体活動、睡眠、脈拍などの「生体データ」と問診による様々な「生活データ」に、年齢、飲酒歴、既往歴などの「当事者背景」を組み合わせて、脳内アミロイドPET検査による陽性者を予測する機械学習モデルを構築しました。その結果、脳内のアミロイドベータ蓄積を予測可能になったということです。当事者の費用や身体的負担を軽減するとともに、臨床試験の費用の軽減にもつながることが期待できると述べています。

 

000060855.pdf (oita-u.ac.jp)

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