港区立高輪いきいきプラザ

2024.01.24

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気候変動と熱帯病

「熱帯病」(NTD)は、世界で数十億人の患者がいると言われていますが、主に発展途上国や貧困層に集中しています。しかし、その熱帯病の一部は日本でも症例があるそうです。幸い、医療体制が整っているため感染が大きく広がることはまだ起きていませんが、あえて熱帯病に対する国内の医療体制の脆弱性を指摘するのは、長崎大学熱帯医学・グローバルヘルス研究科の研究グループです。実際、日本でも2014年~17年にかけて年間平均340件の熱帯病の症例が報告されているそうです。しかし監視・防除プログラムなど対処のための法的枠組みがないこと、承認されている治療薬がないことなどを指摘しています。本研究では、気候変動や人口移動により、これまで国内では見られなかった疾患の流行も懸念される中、熱帯病に関する研究を推進する重要性を強く訴えています。
https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/science/science330.html

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