2026.01.30
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細菌はドリル運動で狭い通路もへっちゃら
「細菌が、約1マイクロメートル四⽅という、細菌1匹がぎりぎり通れるような極めて狭い通路をドリル運動により効率的に⾃⼒で通過できることを発⾒した」と発表したのは、電気通信⼤学⼤学院情報理⼯学研究科、⽴命館⼤学、産業総合技術研究所らの共同研究グループです。「細菌は⾃らの『べん⽑』を細胞表⾯に巻き付けて、トンネル掘削機のように回転させる独特の泳ぎ⽅(ドリル運動)で狭い空間を推進し、⽅向性のある移動を実現する」と述べています。そこで、本研究ではドリル運動の検証とモデル化を行ったところ、「ドリル運動が狭い空間で推進⼒を⾼める物理的理由を解明した」そうです。また、遺伝⼦操作によってべん⽑の根元にある「フック」の柔軟性を変化させ、この柔軟性がドリル運動と感染能⼒に不可⽋であることも証明したとか。本共同研究グループは、「ドリル運動は細菌が極狭通路を突破するために進化させた巧みな移動戦略であることを⽰しました。この知⾒により、これまで不明だった微⼩空間における細菌の⾏動原理や、宿主-共⽣菌間の相互作⽤のメカニズムが解明に近づくことが期待されます」と述べています。
トンネル掘削をする細菌! ~細菌が極狭通路を突破する仕組みをはじめて解明~ |立命館大学
SM

