2026.01.30
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時差ぼけに朗報!
海外旅行や交代制勤務などで、「時差ぼけ」に悩む方は多くいるはず。例えば、日本からアメリカへ向かうような「東向き」の移動では、体内時計を前に進める必要があり、後退させる場合に比べて生理的に難しいようです。要は、新しい環境に同調するまでに多くの時間を要するという訳です。こうした時差ぼけの悩みに対して、「経口投与で体内時計を『進める』新化合物を発見した」と発表したのは、金沢大学らの共同研究グループです。 「時差ぼけや概日リズム障害の治療に新たな光になる」と述べています。本研究では、哺乳類の概日時計遺伝子 Period1(Per1)を特異的に誘導する化合物 Mic-628 を新たに発見したといいます。本プレスリリースによると、この Mic-628 は、マウスへの経口投与のタイミングによらず、概日時計中枢である脳の視交叉上核と、肺などの全身の末梢組織の時計を同時に前進させ、行動リズムも常に前進させることができるそうです。つまり、Mic-628 は服用タイミングにかかわらず、体内時計を常に「進める」方向のみに働く、いわば“スマート薬”としての特性を持っているという訳です。本共同研究グループは、「今後、安全性評価やヒトへの応用可能性の検証をすることで、実用的な時差ぼけ治療薬・体内時計調整薬としての開発が期待されます」と結んでいます。
https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2026/01/20260126_tei.pdf
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

