港区立高輪いきいきプラザ

2026.01.16

  • ニュース

サッカーと脳震盪(のうしんとう)

スポーツで起こりうる「脳震盪(のうしんとう)」ですが、それは選手間接触そのものだけでなく、接触によってバランスを崩して転倒し、頭部が地面に接触する局面で多く発生することが示された、と発表したのは独立行政法人日本スポーツ振興センターおよび筑波大学の研究チームです。今回の研究では、「日本の中学・高校生サッカー競技における脳振盪の受傷メカニズム」について調査研究を行ったとのことです。ご存じのように、「脳振盪」は外から見えにくく、経験した本人も「大丈夫」と思って続けてしまうことがありますが、「脳振盪は頭痛、めまい、吐き気、ぼんやり する感じ、集中しにくさ、イライラ、眠りの乱れなどを起こし、勉強や生活にも影響するため、どんな場面で起こりやすいのかを知ることが予防の第一歩である」と述べています。とはいえ、現場では「ぶつかったから危ない」「ヘディングが原因かも」といったイメージだけで語られ、実際の起こり方が整理されていなかったとも述べています。本研究チームは、日本の中学・高校生サッカーで起きた脳振盪について、全国規模の保険登録データを用い、受傷場面(試合か練習か)や、起こり方(相手との接触、転倒、ボールとの接 触など)を詳しく分類して全体像を示し、学年による違いも調べたそうです。その結果、脳振盪は衝突そのものだけでなく、競り合いなどの接触でバランスを崩して転び、頭が地面に当たる場面で多く起きることが分かったといいます。加えて、学年が上がるほど試合中の接触に関わるケースが増える傾向があることも。すなわち、接触直後の転倒や頭部打撲を「危険サイン」として見逃さないこと、少しでも症状があればその日の競技を中止すること、そして、医療者の評価を受け、段階的に復帰することが大切であるとアドバイスしています。本研究チームは、「脳振盪は試合中に多く、かつ『接触転倒地面への頭部接触』という過程が中心となる可能性があります。今後は、転倒局面に着目した指導や、試合時の医療サポート体制の整備など、学年特性を踏まえた対策の検証が期待されます」と結んでいます。

https://www.tsukuba.ac.jp/journal/pdf/p20260114140000.pdf

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む