2024.01.19
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すすぎが簡単なハミガキ
人工衛星の打ち上げなど宇宙航空の開発などを手掛けているJAXA(宇宙航空研究開発機構)は、宇宙生活では水が貴重な資源であるため、水を使わない「歯みがき」を開発したそうです。今までは「歯みがきをした後に飲み込むかタオル等に吐き出す」ことをしていたようですが。宇宙で使われる「すすぎが簡単なハミガキ」は、通常の歯みがきと違い、4つの特長があるそうです。例えば、「吐き出しやすくするため泡立ちを抑える」、「すみずみまでいきわたり、口の中に残りにくい」「味が残りにくく、マイルドな香味(味・香り)」、そして、「研磨剤無配合を兼ね備えた泡状タイプのハミガキ」だとか。JAXAによれば、この歯みがき、「宇宙だけでなく、災害時などの水不足環境下や医療・介護の現場での口腔衛生の維持などにも繋がる」と述べています。「ちょっとやってみたい」という研究員の小さなアイデアから創出されたことで、JAXAは、「本提案を通し、地上での生活課題について改めて見つめ直す機会を得られた」と述べています。