港区立高輪いきいきプラザ

2024.01.19

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ウミホタルとコロナウイルス

「新型コロナウイルスのスパイクタンパク質がウミホタルの発光基質を発光させる機能を発見」と発表したのは産総研の研究グループです。具体的には、新型コロナウイルスの表面の「スパイクタンパク質」がウミホタルの発光器質である「ウミホタルルシフェリン」を発光させる現象を見つけたと述べています。この発見に大きな意味があるのは、スパイクタンパク質の検出手法として有望だからです。ご存じの通り、コロナウイルスの感染診断では、PCR検査(ウイルスに特徴的な遺伝子を増殖させて検出する方法)とウイルスタンパク質抗原を検出する方法がありますが、検査に2時間程度の時間が必要です。簡便な手法である抗原検査法でも10分以上要します。しかし、ウミホタルルフェリンは、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質だけと反応するため、唾液にこのウミホタルルシフェリンを混ぜるだけで1分足らずでスパイクタンパク質を検出できるというのです。簡便かつ迅速な検出技術として大いに期待できるのではないでしょうか。

 

産総研:ウイルスのスパイクタンパク質でウミホタルの発光基質が発光 (aist.go.jp)

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