2025.12.10
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膵がんを暴走させる物質を特定
九州大学大学院医学研究院病態制御内科学らの研究グループは、膵がんの悪性化を促進する膜タンパク質(細胞膜に存在するタンパク質)として「EMP1」を新たに同定した、と発表しました。このEMP1が悪性度の特に高い「basal-like型」の膵がんにおいて高発現し、その発現を欠失させることで、がんの増進・浸潤・転移などが有意に低下することを突き止めた、とも述べています。つまり、治療標的分子としての有用性が期待されるということです。今回EMP1の高発現が膵がんの進行や転移を促すことを証明したことで、今後、このEMP1を標的とした新しい膵がん治療の開発につなげていきたいと結んでいます。
膵がんを“暴走”させるスイッチとして、「EMP1」を同定 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

