港区立高輪いきいきプラザ

2025.12.05

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あなたの心脳血管疾患リスクを予測

「米国で開発された新しい心血管疾患(CVD)リスク予測式(PREVENT)が、アジア人集団においても有効であることを解明した」と発表したのは、京都大学医学研究科らの研究グループです。実は、「PREVENT」は欧米人におけるCVDリスクを正確に予測する手法として期待されているのですが、アジア人への有効性は不明であったそうです。そこで、本研究グループは、「約770万人の大規模データを解析した結果、『PREVENT』がアジア人においても将来の心筋梗塞や脳卒中の発症リスクを高い精度で予測できることを初めて発見した」と述べています。本研究では、特に大きな成果として「動脈硬化が原因となる心血管疾患(心筋梗塞や脳卒中といった心臓や血管の病気)のリスク予測精度だったとか。予測と実際の発生率が完全に一致すると、精度を示す指標(較正スロープ)は1.0になりますが、今回の結果、「PREVENT」の数値は女性で0.87、男性で0.84と、理想値である1.0に非常に近い優れた結果を示したといいます。今後は、国際的な臨床研究や大規模な健康調査において、人種や地域を超えた共通の「ものさし」として活用できる道が開かれた、と述べ、「世界中の研究者が同じ基準でデータを比較できるようになり、グローバルな予防医療戦略の発展が大きく加速することが期待されます」と結んでいます。

あなたの心脳血管疾患リスク予測、もっと正確に―日韓共同研究から、米国発の最新予測式「PREVENT」のアジア人への有効性を確認― | 京都大学

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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