港区立高輪いきいきプラザ

2025.12.03

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味覚訓練が、高齢者の食欲低下のリハビリに有効

「美食家の舌が肥えるメカニズムを解明した」と発表したのは、東北大学大学院医学系研究科 臨床障害学分野の研究グループです。ヒトの味覚(感受性)の形成や変化について研究し、「ヒトは味の微妙な違いを記憶できる」というのです。具体的には、5種類の異なる甘味(グルコース、フルクトース、スクロース、マルトース、ラクトース)を用い、味覚想起訓練(味を思い出す課題を通して味覚識別を向上させる新しいトレーニング手法)により、微妙な味の違いを見分ける味覚が鋭敏になることを実証したそうです。その結果、「味覚想起訓練によって、微妙に味の違いを識別できるようになり、その味覚が鋭敏となっていくことを証明した」と述べています。本研究グループは、「この成果は、味の記憶と感覚の学習が脳の中でどのように結びついているかを理解するための重要な手がかりとなるものであり、味覚障害や高齢者の食欲低下に対する新しいリハビリテーション法としての応用が期待される」と結んでいます。

美食家の舌が肥えるメカニズムを解明 -ヒトは味の微... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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