2024.01.17
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肺炎と口腔内環境の深い関係
肺炎と口腔内環境が深い関係にあることは、皆さんご存じの通り。口の中を健康に保つことで誤嚥性肺炎を予防できることも。また、唾液の分泌が低下すると、同時に人の免疫力も低下すると言われています。日本歯科医師会のHPでは、災害時のお口のケアの注意点を動画で解説していますので、ご興味のある方はご参照ください。例えば、避難生活の中で、歯磨きがおろそかになると、お口の中の細菌が増殖し、肺炎になりやすくなるだけでなく、全身の病気の悪化につながると言うことです。入れ歯を清潔に保つことは大切ですが、食後に入れ歯をきれいにすることはもっと重要です。歯ブラシがない場合は、食後に少量の水やお茶でうがいすること、ハンカチやティシューで歯の汚れをとるとさらに効果があります。水がない時の歯磨きですが、もし30mlの水が用意できれば、水で歯ブラシを濡らし、歯を磨いてください。歯ブラシのよごれはティシューで拭き取ります。コップのわずかな水を2,3回に分けて口に含み、すすぎます。もし洗口液があれば、水の代わりに使えますし、その時は水でのすすぎは不要。最後に、唾液はお口の中をきれいに保つ働きがありますので、耳の下、頬、あごの下を指でもんで温めると、唾液が出やすくなることをお忘れなく。
日本歯科医師会のHP