2025.11.19
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コロナ後遺症と喫煙の深い関係
新型コロナウイルスに感染し後遺症に悩む人は数多くいます。ただ、その後遺症と喫煙の関連性については、今まで明確な結論には至っていないそうです。そこで、大阪公立大学大学院医学研究科呼吸器内科学らの研究グループは、その関連性を探るため28,250人の男女を対象に、「非喫煙」「燃焼式タバコ」「加熱式タバコ」、そしてそれらの両方を併用するグループに分類し、インターネット調査を行ったそうです。その結果、後遺症は喫煙状況により影響が異なること、2種類のタバコの併用においては後遺症を悪化させる可能性があることが分かったといいます。ご存じのように、後遺症の代表的な症状は息苦しさ、疲労感、味覚臭覚の異常などですが、喫煙者では非喫煙者に比べて4症状(関節痛、胸痛、呼吸困難、臭覚障害)において有意な関連が認められたといいます。本研究グループは、喫煙形態により後遺症との関連性が異なることを初めて明らかにしたと述べています。そして、今後は喫煙と後遺症の因果関係や作用メカニズムを解明し、公衆衛生政策や臨床現場での対応に活かしていきたいと結んでいます。
コロナ後遺症と喫煙の関係をタバコ製品種別で調査 ―喫煙形態によって異なる症状が現れることが明らかに―|大阪公立大学
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

